カメラの上手い医師とは
医師の見分け方
どうせ内視鏡するなら経験が豊富で知識のある指導医や専門医にカメラをしてもらいましょう。
指導医や専門医は、一定の内視鏡の指定病院での経験や内視鏡件数の条件をクリアしており、また学会での論文や発表があり、テストをうけ合格しいるということです。レベルの一つの指標となるでしょう。
大学病院に長く在籍したからといって、経験豊富かというと一概にそうではない。
大学病院は症例数が多いが、それ以上に医師の数も多い。その為一人の医師が経験できる内視鏡の数は逆に少ない所もある。
地方の病院や内視鏡専門の個人病院の方が一人の医師が経験する症例数が多いことも多く、そこで医療に従事していた医師の方が技術がしっかりしていることも多い。
大学病院に長くいた医師が全て技術がしっかりした医師とは限らない。
特に個人病院で大学病院非常勤講師のNameValueに惑わされないように。
内視鏡医の多くは内科医である。外科の医師も内視鏡を行うが、外科と内科の両立は難しいことが多い。
しかし外科を行っている、または行っていた医師が内視鏡を極めると、内科の内視鏡医より上手く、センスがある。
外科は基本不器用では成り立たない。器用な外科医が内視鏡を扱い、内視鏡を極めたら内科医より上手い。
また外科医は普段から腸を直接手で触れ、腸管の厚みや性状を身をもって感じている。
また手術で切除したがんを直接手で触れ、硬さ、浸潤度合なども内視鏡所見と見比べることで知識として入っている。
そのため内視鏡治療の限界の見極めも優れている。(手術時の経験と内視鏡の経験の二つの裏付けを知識として持っている)
外科医が内視鏡を極めた場合は、内科だけの内視鏡医より上手い。
→外科医であり内視鏡スペシャリストでもある医師を探し出しましょう
医師も人間です。老化には勝てません。老眼、判断力の鈍さ、物忘れも皆さんと同様生じます。内視鏡の画像が老眼で見えていないことも。70歳、80歳医師は危険です。
また、内視鏡の発展は近代の産物です。昔の医師は技術や知識が昔のままで止まっている可能性もあります。30〜40歳台の内視鏡バリバリの世代の医師を探しましょう。50、60歳は将来10年、20年お世話になるには歳をとり過ぎています。
将来を見据えた、内視鏡世代バリバリの30、40歳の医師を探しましょう。